Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はとつかい
鳩つかひ
大倉 燁子
Lisez 鳩つかひ (はとつかい) de 大倉 燁子 (おおくらてるこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 680 caractères · 30 écrans
赤星は怒鳴った。
「貴様、唖の権だな」
権はナイフを振りかぶって向って来たが、忽ち組み敷かれ、両手を縛り上げられた。
一人の刑事が飛んで来て、
「アッ、危ぶない!」赤星の体を押し退けた、途端、ピストルの音がして、弾丸が彼の耳をかすった。
男は狂気のようになり、無茶苦茶に、弾丸のあるったけを続け射ちにぶっ放した。一人の刑事は腕を傷けられ、一人は膝を撃たれた。が、やがて男も血に染って倒れた。
こうなっては権も偽唖をやってはいられない、大声を揚げて罵り喚き立て、怒鳴り散らしながら暴れている。赤星は俯伏せに倒れている男を抱き上げて顔を見たら、眼の下に大きな青い痣があった。
これが犯人?
即ち鳩つかいなのだろうか?
がっちりした四角な肩や太い首筋には見覚えがあった、あの怪しい大型自動車の運転手には違いないが、あの時窓からすうっと出た白い手は無論この男のものではない、すると真犯人はこの二人の他にあるのだ。
「権、この野郎は親方か?」と死体を指して赤星が言った。
「親方なもんか、これや青痣の吉公ッて奴だ。親方は別にあらア」
「親方は何んて奴だ?」
「知らねえよ」
「どこにいるんだ? 白状しろ!」