Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こうちょうのなげき

黄鳥の嘆き

甲賀 三郎

Lisez 黄鳥の嘆き (こうちょうのなげき) de 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 40 792 caractères · 82 écrans

Aozora Bunko

「朝子は僕のいう通りになるよ。僕はあれを幸福にしてやりたいと思ってするんだから」

「そういう事が幸福になるかどうか分らんよ。大抵はむしろ不幸に終るものだ」

こゝまでいった時に、僕は二川の顔色が次第に険悪になって、唇をブル/\と顫わせているのに気がついた。僕は了ったと思って、幾分宥めるつもりで、

「然し――」

といいかけたが、時既に遅かった。

二川の癇癪は猛然破烈したのだった。

「よしッ、君などはもう頼まぬ。今日限り絶交だッ」

僕はこうなっては負けていなかった。

「犯罪に加担しないといって、絶交されるのなら、むしろ光栄だッ」

二川は憤怒で口が利けなかった。(後で考えたのだが、よくこの時に心臓の故障が起らなかったと思う。あんなに怒らすのではなかった)

彼は猛然として、外へ飛出して行った。

彼が去った後、暫く気持が悪かった。

本当に之で絶交になれば、大へん淋しい事だと思った。

之で、この時の手記は終っていた。

次は一年半ばかり経った時の日記で、恰度野村達の生れる前後のものである。之で見ると、野村の父は前の事件以後一年ばかりは、重行と絶交状態らしかった。

今日久し振りで二川を訪ねた。