Classici giapponesi con furigana
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あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Leggi あさひの鎧 (あさひのよろい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.520 caratteri · 475 schermate
ニヤニヤ笑って云うのであった。
「おいでくださるか、それは重畳、さあではすぐに、案内仕る」
と、五人目の武士がせき立てるように云った。
「行きますとも、行きますとも。……さあご一緒に参るとしましょう」
「こっちでござる、さあ参られい」
五人の武士は歩きかけた。
が、頼春は動かなかった。
「どうなされた、なぜお歩きなさらぬ」
「変でござるよ、足が動かぬ」
頼春の云い方は皮肉でもなく、また揶揄でもないのであった。
心持ちがほんとうに愉快なので、それで何んでも本当のことを、ポンポン云うまでにすぎないのであった。
比叡山の裏山にいた頃の頼春と、何んとひとが違っていることか!
でもそれでいて相手から見ると、凄い人間に見えるのであった。
そうしていつも一道の殺気が、ほとばしって来るように思われるのであった。
「盲目で片手の乞食の身の上、これでも生きていたいのだろう」
と、通りすがりにそう云ったところ、
「ではお斬りくださりませ」
と答えた。
「よし、慈悲を出して斬ってやる」
と、沖田と毛利とが太刀を抜くと、ヒョイと杖を突き出した。
「わッ」
ヒョイとまた杖を突き出した。
「わッ」