Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あさひのよろい
あさひの鎧
国枝 史郎
Leggi あさひの鎧 (あさひのよろい) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 239.520 caratteri · 475 schermate
九人は顔を見合せた。
若い先達――大塔宮は、
(もうよい! 時期だ!)
とおぼしめした。
「相模!」
と傍らの木寺相模を呼ばれ、
「明かしてよかろう」
と、仰せられた。
と、相模は一揖したが、
「戸野兵衛殿」
と厳かに云った。
「ここにおわす御方こそ、今上第一の皇子にましまし、前の比叡山天台座主、ただ今はご還俗あそばされて、兵部卿大塔宮護良親王様におわすぞ! ……われらはお供の木寺相模」
すると次々にいずれもが宣った。
「光林房玄尊」
「赤松律師則祐」
「岡本三河房」
「武蔵房」
「村上彦四郎」
「片岡八郎」
「矢田彦七」
「平賀三郎」
「兵衛」
と宮家は仰せられた。
「笠置を落ち、赤坂を捨て、熊野へ入り、熊野を脱し、この十津川へ参ったも、郷民昔より王事に尽くし、誠忠であることを知ったからじゃ。……この日頃の起居動作により、兵衛、そちの赤心もわかった。……護良頼んだぞよ。味方仕れ!」
戸野兵衛は、呆然とし、しばらく宮家の御顔を見守り、それから次々に八人の者へ、驚きの眼を移して行った。
と、にわかに一間ほど辷り、兵衛は床へ額を押しあてた。
「かしこき極わみ! ……意外も意外! ……大塔宮様におわそうとは! ……尋常の山伏にはよもあるまいと、ひそかに存じてはおりましたものの……よもや、よもや、金枝玉葉の! ……それに致してもあさましや、