Classici giapponesi con furigana
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おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Leggi お蝶夫人 (おちょうふじん) di 三浦 環 (みうらたまき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 123.730 caratteri · 242 schermate
ボンチもニューヨークのメトロポリタンにもシカゴのオペラにも出ましたが、その期間はあまり長くなく、すぐイタリーへ帰ってしまいました。そして晩年のことですがカルーゾーが病気をして死んでしまいましたが、カルーゾーが病気をした時にボンチも病気をした。すると新聞や雑誌はカルーゾーの病気を盛んに書きたてたのに拘らず、ボンチの病気はちょっぴりとしか書かなかったというので、ボンチが大変怒ったという挿話もございますが、とにかくボンチは偉いテナーで、それで政府が彼を記念して彼の名前をつけてテアトル・ボンチというオペラ・ハウスを建てたのでした。
私がこのテアトル・ボンチで「お蝶夫人」をうたった時でした。お隣の町に住んでいるボンチが雨の中を自動車でやって来て、自分の記念の劇場であるのに、入口でちゃんとお金を払って入場して「お蝶夫人」を聴いた後、楽屋に私を訪ねて来て
「マダム三浦、今夜私はあなたのエーフェリチェを聴きに、わざわざお隣の町からやって来ましたが、私は今夜程あなたのエーフェリチェに感動したことはありません。これまで私は何十回となく『お蝶夫人』を聴き、有名なプリマドンナのエーフェリチェの部分を特に注意して聴きましたが、誰のを聴いてもどうしても私の気持ちにぴったりしないのです。