Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふしぎなひと

ふしぎな人

江戸川 乱歩

Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.

N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate

Aozora Bunko

とてもおもしろいどうわの本でもよんでいるようなきもちでした。

林さんと、そっくりなしょうねんが、こっちへ来てごらんというので、ふたりは、おずおずとそのほうへちかよっていきました。

「ほらね、これがまほうのたねだよ」

しょうねんは、そういって、木のみきのうしろをゆびさしました。

「これが、さいしょにあらわれたにんぎょうだよ。ぜんまいじかけであるくのさ。二十センチぐらいしかないだろう。

それから、あっちにもう一つある。やっぱりぜんまいじかけなんだよ。これは四十センチぐらいあるだろう。二つともあるかせてみようか」

しょうねんは、そういって、二つのにんぎょうをもってきました。

「いいかい、みててごらん」

二つのにんぎょうをたてて、せなかのねじをまきますと、二十センチと四十センチの小さい林さんが、足なみをそろえて、とことことあるきだしたではありませんか。

四かくなめがねをひからせ、口ひげをぴんとはねて、くろいマントをひらひらさせながら。

「こうして木のみきにかくれるたびに、だんだん大きいのといれかわっていったんだよ。

そして、三ばんめにあらわれたのが、このぼくだったのさ。