Classici giapponesi con furigana
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ふしぎなひと
ふしぎな人
江戸川 乱歩
Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate
3
それから、ぼくがこの木のみきにかくれると、そこにまちかまえていた林さんが、すがたをあらわしたというわけだよ。わかったかい、これがまほうのたねなんだよ」
きいてみるとすっかりわけがわかりました。
「ねえ、さっき林さんがそらへのぼっていったのは、プロペラのしかけでしょう。でも、どこへ行ったのかしら。てんにのぼったまま、かえってこないのかしら」
たけしくんが、しんぱいそうにいいますと、しょうねんは、さもおかしそうにわらいだしました。
3
きむらたけしくんと、いもうとのきみ子ちゃんは、まほうつかいといわれる林さんのうちへあそびに行って、いろいろふしぎなことをみました。
おしまいには、林さんは、たかい木のてっぺんから、こうもりのように、そらへとんでいってしまいました。林さんは、にんげんひとりだけをはこぶプロペラをはつめいしていたのです。
そのあとで、林さんとそっくりのすがたをしたしょうねんが、木のうしろからあらわれて、いままでのふしぎなことをいろいろとせつめいしてくれましたが、たけしくんが、
「林さんは、てんにのぼったまま、かえってこないのかしら」
といいますと、しょうねんは、さもおかしそうにわらいだしました。