Classici giapponesi con furigana
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ふしぎなひと
ふしぎな人
江戸川 乱歩
Leggi ふしぎな人 (ふしぎなひと) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.
N4 · base · kanji e kana moderni · 44.138 caratteri · 89 schermate
かれは、ドアをあけて、つぎのへやにはいりました。そこは、しんしつらしく、大きなベッドがおいてありました。
そこで、ろうじんのふくをぬぎ、顔のつけひげやかつらを取り、せんめん台で顔をあらい、ようふくだんすからパジャマを出して着かえてから、よびりんをおすのでした。
すると、ドアにノックの音がして、ひとりのぶかがはいってきました。
「かしら、うまくいきましたか」
「いや、しっぱいした。ちんぴらにじゃまをされた。そして、みんなに追っかけられたので、いろんなへんそうをして、うまくにげてきたのだ。だが、あのほうせきは、きっと手に入れてみせるよ。……ああ、くたびれた。今夜は、もう、ねることにしよう」
二十めんそうは、そういって、ぶかを下がらせてから、そこのつくえの上においてあったウイスキーをグラスについで、ぐっとのみほすと、そのままベッドにもぐりこんでしまいました。
さて、そのよく朝のことです。八時ごろ、二十めんそうは、目をさましてベッドから出ると、ドアを開いて、よろいのかざってあるへやにはいりました。毎朝、そのへやを見るのが楽しみなのです。
「どうだ、りっぱなものじゃないか。