Classici giapponesi con furigana
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カキツバタいっかげん
カキツバタ一家言
牧野 富太郎
Leggi カキツバタ一家言 (カキツバタいっかげん) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5735 caratteri · 11 schermate
しかし待っていれば早晩明らかになる時期がいたるであろう。
右のように従来わが邦で用いられている漢名には、その適用を誤っているものがすこぶる多い。かのケヤキに欅の字を用い、アジサイに紫陽花を用い、ジャガイモに馬鈴薯を用い、フキに※(「肄のへん+欠」、第3水準1-86-31)冬あるいは蕗を用い、ワサビに山※菜を用い、カシに橿を用い、ヒサカキに※(「木+令」、第4水準2-14-46)を用い、ショウブに菖蒲を用い、オリーブに橄欖を用い、レンギョウに連翹を用い、スギに杉を用うるなど、その誤用の文字じつに枚挙するにいとまがない。この悪習慣が一流の学者にまで浸潤し、どれほど世人を誤っていて事体を複雑に導いているか、じつにはかり知るべからずである。こんなわけであるから古典学者などは別として普通一般の人々は、植物の名はいっさい仮名で書けばそれでよいのである。なにも日本の名を呼ぶのにわざわざ他国の文字をかり用いる必要は決してないと私は深く信じている。そしてこれは明治二十年以来の私の主張であるのである。