Classici giapponesi con furigana
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いっすんぼうし
一寸法師
江戸川 乱歩
Leggi 一寸法師 (いっすんぼうし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 96.475 caratteri · 194 schermate
そして、いつの間にか、長く伸ばした髪の毛に指を突込んでかき廻す癖を始めていた。
山野夫人の話はかなりくだくだしいものであったが、明智はそれを彼の流儀で摘要して、必要な部分だけ記憶に止めた。
行方不明者、山野三千子、十九歳、山野氏の一人娘、昨年女学校卒業
父、大五郎、四十六歳、鉄材商、土地会社重役
母、百合枝、三十歳、三千子の実母は数年前死亡し百合枝夫人は継母である。
召使、小間使二人、下女中二人、書生、自動車運転手、助手
これだけが山野家に起臥していた。
「で、手懸りは少しもないとおっしゃるのですか」
彼は一応夫人の話を聞いてしまってから、改めて要点を質問した。
「ハア、本当に不思議でございますわ。先程も申します通り、三千子の寝室は洋館の二階にあるのですが、その洋館には出入口が一つしかございませんし、出入口のすぐ前には私共のやすむ部屋がありまして、洋館から出て来ればじき分るはずなのでございます。よし又私共が気づきませんでも、玄関を始めすっかり内側から締りがしてありますので、抜け出る道はないはずですの」
「洋館の方の窓なんかも締りが出来ていたのですか」
「ハア、皆内側からネジが締てありました。