Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate

Aozora Bunko

堆肥ば山へ運ばんならんのが、たしか二十六日とか云ってた。

さぶ んじゃ、輪をはずしとくかな。

かじや うむ、(表を通りかかる鈴の音に向って)おそめさん、早いねえ、おそめさんよ? よくまあ、なんだ、根気の良いこんだなし。

そめ あい。……(足はとめないで通り過ぎて行く)

さぶ (それを見送りながら)だども、いい加減にあきらめたら、どうずらなあ、あの婆さまも。

かじや そこが親つうもんだ、なえ! キチゲなどと云うと罰が当るぞ。俺なざ、毎月の今日、あの婆さまが通るたびに、おふくろに孝行する気にならあ。(金テコで火の中から引き出した鉄を金床の上にコツンと置き)ありがてえもんじゃねえかよ!(それを金つちでチン、チンと叩く)ほら、来い!

さぶ だども、無駄な事だと思うがなあ。ヨイショと!(大金つちでドッチンと叩く)

かじや (チンと叩き)あにが無駄だ? そういう量見じゃ(ドッチン)ふつ、さぶなんぞ、いつまで経っても(ドッチン)ロクなかじやにゃなれねえて。(トンカン、トンカン、トンカンと次第に遠ざかり消える)

鈴の音は続いて行く。

サクサクサクと畑の土を鍬がうなって行く音。

農夫 (うなって行きながら)そんじゃ、しげ、ソロソロ苗運んで来るべし。