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Classici giapponesi con furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate

Aozora Bunko

じゃ……(ガチャリと受話器をかけて)助役さん、足りなかった教科書が全部着いたそうです。

助役 そうか、そりゃよかった。こないだっから、校長さんにコボされて弱っていた。

吏一 久我さん――

吏二 (若い女)はい。

吏一 あんた、御苦労だが、ひとっ走り学校さ行って、そう云って来てくれないか。

助役 電話かけりゃ、よかろう。

吏二 学校の電話、故障で通じないんです、直ぐ私、行って参ります。(ゴトリと立ってパタパタ歩き、靴を突っかけて、土間をコトコト)

農夫 (のら声)配給のカリンサンの量目が、あんなに足りねえとあっちゃ、わしら、なんとしても困りやすからねえ、どうすりゃええか――

吏三 (三十位の男)だから、昨日も言ったように、そんな事を此処へ持ち込んで来られてもどうにも処置無えだから、その、あんたとこの実行組合にでも行ってだなあ――

農夫 行きやしたよ、サンザ、いくら行っても、受取る時に一々カンカンにかけて受取るわけじゃねえからつうので、へえ、スのコンニャクのと云うばかりでさ――

吏三 スのコンニャクか。弱ったなあ。(ガシガシと頭を掻く)

農夫 弱ったちったって、あんた方あ、頭あ掻いてりゃ済むが、わしら百姓に肥料が足りねえと、これ、命取りだからね。