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Classici giapponesi con furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate

Aozora Bunko

はい亭主はとうに死にやして、後家で永らく苦労して育てて来た子でござります。末吉一人だけは、どうぞまあ、お返しくだされまし。

吏三 弱ったなあ。この調子で、夕方までブッ坐るんだから(農夫に)いやね、上の息子の時も、下の息子の戦死の公報が入った時も、チャンと諦らめを附けてビクともしなかったつうんだ。そこへ二年近く経っちゃってから、つまり、去年の五月頃のつまり二十六日に、死んだ筈の末の子からハガキが舞い込んだ。うれしくって、カーッとしちまっただなあ。そん時から、二十六日が来ると、その鈴さげて――鈴は、その二番目の息子が出征する時にオスワさんに武運長久のお詣りに行って受けて来た魔よけの鈴でね、婆さまにカタミに置いて行ったもんだつう。なんしろ、へえ、そん時以来、こうしてまあ、どっか、まちがっちゃっただねえ。

そめ まちがっちゃ、おりませんです。チャンとこうしてハガキが二枚も参っておりやすから――

農夫 無理もねえ、無理もねえ、親一人子一人じゃねえか、無理ねえとも! 全体だなあ、ロシヤと云う国は、どうた国だな? そりゃ、こっちは戦争に負けて捕虜になっただから、勝手を云えねえのはわかっているけどよ、いいかげん働かしたら、帰すだけは帰してくれたら、どんなもんだ――え? 三年も四年もつらまえて置いといて、どうする量見だ、いって