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Classici giapponesi con furigana

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あるくこと

三好十郎の仕事 第三巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate

Aozora Bunko

何かにとりつかれたような眼で、兄を見守っている)……いつ、帰って来たの?

人見 うん。……夕飯は食ったかね?

治子 じゃ、警察では、もう、帰っていいって――?

人見 いや、どうせ、また呼ばれるんだろう。

治子 そいで……友吉さんは?

人見 やっぱり同じだ。……からだが、だいぶ弱って来てるようだ。……そこへまた、お母さんも呼ばれてね……あのお母さん、警察であばれてしょうがないので、今、私が家まで送りとどけて来た。

治子 俊子さんの眼、どうかしら?

人見 まだホウタイが取れないで寝ていた。

治子 お医者にはかかってるかしら?

人見 さあ、あすこも金がないようだからね。

治子 どうして会社の方で、病院に入れてくれないのかしら? だって、挺身隊に出て働いてる最中に空襲を受けて眼をやられたのだから、俊子さん、りっぱな公傷でしょう?

人見 ……でも、こんなテンヤワンヤで、そんなこともチャンと行っていないんじゃないかね。

治子 ……そいで、くらしの方は、あすこの――?

人見 おやじさんの時計の修繕の仕事もあんまりないようだし、明君がカツギ屋をやってるらしいがタカが知れたもんだろう。

治子 ……すると、しかし、明さんが出征してしまえば、あと、どうなるんでしょう?