Classici giapponesi con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
又あ言い出し、又あ言い出しして、夕方までは、どうせ帰りはしねえですから。――(おそめに)婆さま、いいからね、そっちの隅の腰かけさ、かけていなさい。
そめ はい、ありがとうござります。
農夫 そうだ、こっちに来なせよ。(助けて土間の隅の腰かけにかけさせる。鈴がコロコロ鳴る)
吏四 助役さん、農地委員の方から人が見えておりますが。
助役 おい、行くよ。(パタパタと奥へ去る)
表の押戸がキイキイと開閉して、
娘 あのう、戸籍トウホン、お願えしたいのですが?
吏三 トウホンかね? だら、ズーッと奥へ行って、戸籍係があるから、そう言いなさい。
電話のベルがジリジリと鳴る。それにかぶせて大時計がユックリ十一時を打つ。それにかぶせて「はいはい、こちらは駒形村役場ですよ。……はい……はあ……はあはあ」と言う声。それらの音が次第に遠くなり、消える。
青年 (歩きながら、ハモニカを吹いて来る。節は又古めかしい「砂漠に日が落ちて」と言うやつ)
女教師 柿沼さん、今、お帰り?
青年 ああ、村山先生、お晩でやす。
女教師 お疲れさま、近頃あなた開墾ですってね? えらいわね、大変でしょ?
青年 いえ、今日は山の畑の方です。