Classici giapponesi con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
ハハ、どうかね、その後おっ母さんのグアイは? 今日は、おばさん!(友吉を室の中に押しもどし、自分もあがりばなに掛け、リクの方をのぞき込んだりして、ベラベラとしゃべりつづける)早く起き出して、この、なんでも食えるようにならなくちゃダメだね。元気を出さなくちゃ――そんなお前さん、この御時勢だ、なんちゅう事あないんだからねえ、あれはいけない、これはいけないなんて食わずぎらいをしていたって、しょうがないんだ。コジキだからね、俺たちあ。コジキになってしまったんだから、なんでもかんでも手当り次第に食うのさ。シャケの頭だろうと、人間の足だろうと、ドロであろうと、アブクであろうと、よりごのみをしていちゃ、生きて行けねえや。ね、そうでしょう? (ジロリと治子を顧みて)ヘヘ、今日はあ! こりゃどうも、失礼。
友吉 貴島さん、あの先日の時計は、まだこうしてもうチョットあの――
貴島 ああ、いいですよ。いつまでもいいんだ。どうです、俊ちゃん、その後、眼の方は?(俊子が返事をするのも待たずに治子に向って)いえね、私あ、この少しばかり古物を扱っている貴島宗太郎と申しましてね、ヘヘ、ケチな男です。