Classici giapponesi con furigana
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第三巻 (あるくこと) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 334.472 caratteri · 667 schermate
、食えばよいか食わないがよいか、食うとすればどう思って食えばよいか、などの態度を生みだしてくる頼りにさえもなりにくい。
それは結局は、清水が自分の主体をさらけ出し、その主体を根こそぎクシザシにした形で、自分は具体的にこのように抵抗するのだといった形で論をおしだしていないからだと思います。少なくともそのような地盤に立って発想していないからだと思います。つまり「自分のことはタナの上において」いるからです。もちろん、清水がズルイためや悪意があってそうしているのではないと、私は思います。ただ「痛い」からだろうと思う。自分を人なかにさらし、クシザシにするのは、だれにしても痛い。これは清水だけでなく、その他の抵抗論者のほとんどがそうでしょう。
しかし私は、私自身のために、いま行われているような抵抗論では不安だし、満足できません。だから、自分だけの考えを語りひろげてみるのですが、それにはまず、よかれあしかれ、自分をタナの上から引きずりおろし、人なかにさらし、クシザシにし――一言にいって、自分がまず少しばかり痛い思をしてみることが第一歩だと思ったのです。それで前節のような、グチばなしに似た自身の内輪話をすることによって痛い思いをしはじめたわけです。