Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ごかいのまど
五階の窓
甲賀 三郎
Leggi 五階の窓 (ごかいのまど) di 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 12.373 caratteri · 25 schermate
実は、野田のほうは北川に何か弱点を握られているらしいことが推量されただけでたいしたことはないのだが、夢のことからヒントを得て、今朝、瀬川艶子を訪ねたのだ」
「えっ、艶子を?」
「みろ、急に元気が出たろう。そうさ、かのシェーネス・フロイライン、美少女を訪ねたのさ」
「会うまい」
「会ったさ」
「そうかい、社のほうからずいぶん押しかけたが会わなかったがね」
「新聞記者と小説家とは違うよ。新聞記者にはよくよく懲りたとみえて、新聞の方ならお断りしますと睨んだぜ。あの娘はあれでなかなか激しい気性のところがある」
「で、どんな話をした」
「優美な話ばかりさ」
「早く話せよ」
「実はね、ヒントというのは夢さ。艶子の夢を訊いて判断しようと思ったのさ」
「また夢判断か」
「艶子の夢によるとね」
「よしてくれ、つまらない」
「いやか。じゃ、よそう。艶子の夢はなかなか面白くて分析すると素敵なんだけれども」
「きみはいったい、いままでなんの話をしようとしてぼくを引き止めたんだい」
「まあ、そう怒るな。まだまだ重要なことがあるんだ。順序として夢からでないと入りにくいのだ」
「夢なんかどうでもいいから飛ばしてくれ」