Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate
かように似ているだらけによく似ているが、わが邦の老懸は支那の※(「糸+委」、第3水準1-90-11)から転化して冠とともにわが邦で発達したので、もと冠の緒を掛けるための設備、欧州のコッケイドは、老懸が冠の両傍に備わると違い、帽の一方のみに立てられ、その原型らしい物が、わずかに十五世紀にラブレーの書に初めて見え、まさか日本に模したのではあるまじければ、日本国より欧州に倣うたでもない。老懸も鍋取も、帽の一方の縁を起すために穿った穴と、それを通して帽頂に繋ぎ留めた緒の端のボタンとより出来上ったコッケイドとは全く同形異源だ。世間事物の外形は千変万化も大抵限りあれば、酷似せるものが箇々別源から出来上るも不思議ならず。その源由を察せずに、似た物は必ず同根同趣と判断するは大間違いじゃ。孟子とルッソー、大塩とクロムウェルを同視したり、甚だしきは、米国学者が、貝原益軒は共和政治を主張したと言ったとて感心しいる人もある故、一言し置く。
『日本紀』に日本武尊東夷を平らげて碓日坂に到り、前日自身に代って水死した弟橘媛を追懐して東南を望み、吾嬬はや、と三たび嘆じた。それから東国をアズマと呼ぶとある。