Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
「どうだ。こっちも似合うだろう」
「ま! すてき! これもくださるの」
「やる段じゃない、みんなもうきょうからはおまえのものだよ」
「ほんと? じゃ、ご本妻にも直しくださるのね」
「そうさ。だから、な……? わかったかい?」
なぞと、ことのほかよろしくないふらちを働いていたものでしたから、ぬうっと静かにはいっていった名人の口から、すばらしいやつが飛んでいきました。
「大きにおたのしみだね」
「げえッ!――」
というように驚いて振り返ったところを、十八番の名啖呵!
「げいッもふうもあるもんかい! おたげえに忙しいからだなんだ! のう、金大将! ふざけっこなしにしようじゃねえか! こんなしばいはもう古手だせ!」
「な、な、なにを申すかッ。天下のお直参に向かって何を無礼申すかッ」
にわかにいたけだかとなったやつを、あっさりと押えてさらに名啖呵!
「笑わしゃがらあ! そのせりふももう古手だよ! さる回しの鼓がしょうずなお直参もなかろうじゃねえか! あっさりとどろを吐いたがよかろうぜ、むっつり右門とあだ名のこわいおじさんがにらんでのことなんだ。どうでやす? 金どんの親方!」