Classici giapponesi con furigana
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よしわらしんわ
吉原新話
泉 鏡花
Leggi 吉原新話 (よしわらしんわ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.157 caratteri · 75 schermate
「知らないわ。」
「まあまあ、可いわ、お話しなさい。」と花和尚、この時、のさのさと座に戻る。
「お茶を入れかえて参ります。」
と、もう階子の口。ちょっと留まって、
「そして才ちゃんに、御馳走をさせましょうね。兄さん、(吃驚したように)……あの、先生。」
「心得たもんですな。」と洋画家が、煙草の濃い烟の中で。
「貴女方の御庇です……敬意を表して、よく小老実に働きますよ。」と民弥が婦人だちを見向いて云う。と二人が一所に、言合わせたように美しく莞爾して、
「どういたしまして。」
「いや、事実ですよ……家はこんなでも、裁縫に行く先方に、また、それぞれ朋だちがありましてな、それ引手茶屋の娘でも、大分工合が違って来ました。どうして滅多に客の世話なぞするのじゃありませんや。貴女がたの顔まで、ちゃんと心得ていて、先刻も手前ちょっと階下へ立違いますと、あちらが、浜谷さんで、こちらが、明座さんでしょう、なんてそう言います。
廓がはじめてだってお言いなさったのを聞いたと見えて、御見物なさいませんか、お供をして、そこいら、御案内をしましょう、と手前にそう言っていましたっけ。」と団扇を構えて雑貨店主。