Classici giapponesi con furigana
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
Leggi 国枝史郎歴史小説傑作選 (あかげっと しなあちこち) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 59.334 caratteri · 121 schermate
その結果、仏国内には、露国懲すべしの声が、徐々に起った。
これに対して心痛したのが、駐仏露国公使のクラキンで、クラキンは、本国に向い、仏国内の排露熱を報じ、今に於て、ナポレオンの増長慢の心を砕かなかったならば、露国に対して何をやりだすかわからないと警告した。
そこで、アレキサンダー一世は、剛頑の大官チェルニシェフを特派大使として仏国へ派遣した。
世界征服を心掛けているナポレオンと、剛頑のチェルニシェフが逢ったのである、事々に折合わなかったのは当然で、為めにナポレオンの露国に対する悪感情は倍加した。
このナポレオンの心情を洞察して、ナポレオンを駆って、露国征伐の暴挙をさせようと、裏から策動したのが、墺国の大外交家で、梟雄ともいうべきメッテルニッヒであった。
彼は、これ以前に、ナポレオンが露国皇妹をめとり損なったと見るや、ナポレオンに、墺国の皇女マリア・ルイゼをめとるよう慫慂し、墺国皇帝に対しても、政策上、ルイゼ姫をナポレオンへ人身御供とすべきよう進言し、これが成功して、欧洲第一の名家、ハプスブルグ家の姫君は、コルシカ島の成上がり者の配偶となったのである。