Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
のは多助でございます。
男「へい御免下さい御免下さい」
小「何方様ですなア」
男「少し御免下さい」
と云うから小僧が戸を明けると這入って来た男は、半合羽に千草の股引に草鞋がけで、一本お太刀を差して、手には小包を提げたまゝ、
男「はい御免なさい」
小「何方様からお出でゞございます」
男「えー私は下野国安蘇郡飛駒村の炭荷主八右衞門と申すものでございます」
番「はい/\此方へ/\」
八「毎度親父ばかり出て居りまして、私が此方へ参りましたのは初めてでございますが、親父が病気で寝て居りやして、寝床で証文と手紙を書いて、私が代に来ましたが、此方では何方もお変りはありませんか」
番「えゝお噂には承わって居りますが、宜くどうも貴方がお出向でございます、毎度主人と貴方のお噂ばかり致して居りました、まアお上んなさい」
八「上っては居られません、平常なら宜いが、親父が煩って居りますから、直ぐに扇橋まで往って船へ乗って帰る積りでござえますから、どうかこれへ証文を持ってまいりましたから、八十金お渡しを願います、慥かに三貫目炭を送ったからそれ丈の代を戴いて、船賃は後で宜しゅうございますから、八十金はどうか只今願います」