Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
七
所へ、通り掛りまするという、此の結局は何う相成りますか、この次までお預りに致しましょう。
七
譬えにも、禽獣といえど道有って理なきにあらずという事がございまして、畜生が口をきく訳はございませんが、人間の云う事は分るまいと思うと分りますると見えて、此の頃は何方様へ参りましても洋犬が居りまして、其の洋犬が御主人の使をいたし、或は賊を見て吠える所で見ますれば、他人と主人とは正と自然に其の区別を知って居りますので。今多助が引慣れた青という名馬は南部の盛岡から出たもので、大原村の九兵衞方より角右衞門が買取ったのを、多助が十二歳の時より労わって遣って居りますから、庚申塚の前へ来ると馬は足が自然に前へ進みませんのは、丹治が待伏している事を知り、後の方へ退りまする。圓次が引けば動き、多助が引けば動きませんゆえ、圓次は右の青を引出し、多助は御膳籠を担ぎ、急ぐ積りでございますが、馬は足早にポカ/\駆出すように行ってしまい、庚申塚へ掛った時は最早圓次の姿は見えなくなりましたゆえ、余程後れた様子、多助は重荷を担いで居ります故、七八町も後れましたから、畑中を突切れば道が近いと云うので、荷を担いで桑畑の間をセッセと参ります。