Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

十六

一旦自分の母親になりし実の叔母おかめにて、沼田の家も此の毒婦のために潰れたのでございますから、多助は心の内に、あゝ叔母御も心がらとはいいながら盲目乞食とまで成り下るとは、皆天罰と思えども、傍を見ると樽屋の久八が居りますから声も掛けられず、何か心に思案を定めまして、

多「久八さん私少し用が有りやすから、誠にお気の毒だが何うか一足お先へ往っておくんなせえな、直に後から出かけやす」

久「ハア、そんなら先へ往きましょう、おや/\こゝの所は三軒ながら明き店になった、こういう日あたりのいゝ所が明いては困るねえ」

と云いながら荷を担ぎ、

久「明き店はござい/\」

多「おい久八さん明だるじゃアねえか」

久「そうだった、粗忽かしいから仕方がねえ、明樽はござい/\」

と流して往く後ろ影を見送って、多助は右の穢ないおかめの手を取って、

多「叔母さん此処え掛けなよ」

母「はい、何方様でございますか有難うぞんじます、俄盲目で感が悪うございまして難渋致します」

多「まア此処えかけなよ、子供も掛けな、叔母さん貴方はまア何うして此様に零落れたよ」

かめ「はい何方さまでございますか」

多「十一年あと沼田で別れた