Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

ようになったのは、角右衞門殿の恩義、其の時申し受けた金を只今返金に及ぶのだから、此の金を以て沼田の家を立てる足しにすれば、己の気も済むから、これは強って受取れ」

多「御尤もでございますから、此の金を以て養父の法事をいたし、余りで馬でも買いますようにしましょう」

角「婚礼は幾日だな」

多「えゝ来月十五日でございます」

角「夕景から行って模様を見たいな」

多「婚礼は正午の刻に極めました」

角「はてね、何ういう訳で」

多「これには深い訳があります」

角「左様か、立派にやれ、立派にやれ」

清「あゝ是は古した櫛笄、昔物ゆえ気には入るまいけれど、嫁御へ私が心ばかりの祝物、常に此の櫛と笄をさして舅姑が側に居ると心得、油断なく家を思い、夫を大切に致すよう私が申したと云って遣わしておくれ」

多「ハヽ有難く戴きます、左様なら御機嫌宜しゅう」

と暇乞いをしますと、両親が玄関まで送って来まして、嬉し涙をこぼしますを見て、

多「左様なら時節があれば又お目に懸ります」

と云いつゝ別れを告げ帰って来まして、早速久八を以て藤野屋へ挨拶を致しますと、藤野屋のお嬢様はこれから十五日まで樽屋久八の家で御飯炊の稽古を致して居ましたが、扨て十二月十五日となりますと、女親は妙なもので、たとえ樽屋へ遣っても嫁に往く