Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
豫守様の御家来で、八百石を領りました者ですが、何ういう訳か浪人して行方知れずになりました。其の角右衞門の家に勤めました岸田右内という御家来がありまして、其の者が若気の至りで、角右衞門の御新造の妹おかめと密通をして家出をいたし、本郷春木町に裏家住いをいたしまして、名も岸田屋宇之助と改め、旅商いをして居りますが、実に恋は思案の外でございます。右内は忠心の者でございますから、旅商いをしながらも、旦那様は何方にお出でか、どうかお目にかゝりたいと主人の事を片時も忘れたことはありません。ふと沼田に主人の居る事を聞いてから、日光の中禅寺の奥へ三里入ると温泉がありますから、商いながら参りましたが。其の頃は開けませんから、湯場も鶴の湯と川原の湯と二ヶ所で、宿屋もあります。其の中に吉見屋という宿に泊りましたが、道連は堺屋傳吉という岸田屋の宇之助と旅商人仲間で、両人は仲好でございますから、両人はこれから沼田へ山越しをしようと云うので、道で聞きますと、山道でとんと往来がありませんので、極難所ですから案内者がなければいけませんと聞いて、其の夜の中に案内者を頼みまして、翌朝になると、