Classici giapponesi con furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Leggi 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 138.733 caratteri · 274 schermate
案「私アこいつを半分喰って、また明日半分喰うのだ」
傳「苛いねえ、茶か何か貰いてえものだねえ」
案「茶も何もありやしねえ、六里の間家がねえから」
宇「それじゃア水を汲んで来てくんねえ」
案「水もありやしねえ」
宇「それでも先刻流れていたじゃアねえか」
案「ハテ山の上から搾れて打落してめえるだから、下にはあるが、山の上には水はありやしねえ」
宇「苛いねえ、すっぽり飯を喰うのだ」
と小言を云いながら弁当をつかって、さア/\下りましょうと、これから二里ばかり下りますと、里近くなったと見えて水がどうどッと流れて、雑木山があって、向うに薪をこなして居るは此の山村の杣と見えて、傍の方に山菅で作った腰簑に、谷地草で編んだ山岡頭巾を抛り出してあって、燻ぶった薬鑵と茶碗が二つと弁当が投げ出してあるを見て、
傳「宇之さん、水のある処へ来ると茶があらア、向うに杣だか何だか居るようだぜ、申し少々お願い申しますがね、私共は日光から山越をして来ましたが、此処に茶か何かありますが、戴けましょうか」
杣「はい、ぬるくなりましたろうが、宜しければお飲みなさい」
宇「モシ、あなたのお宅は此の近所ですかえ」