Classici giapponesi con furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Leggi 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.347 caratteri · 243 schermate
隊一 門前町に敵を打ちに行くなら今の内だぞ。間もなく忙しくなるかも知れんからな。
遊二 そいじゃ、いよいよ大きな軍が……?
隊一 うん、始まるかも知れん。相手は常野十二藩の連合軍だぞ。幕府が命令を下しおった。ワッハハ、ふんどしを、シッカリしめて置けよ。染川氏は屯所の方だね? (遊二のうなずくのを見て右手へ急いで去る)
間。……遊一と遊二が互いにマジマジ顔を見合っている。
今去って行った隊士が、屯所へ行って、いきなり何か煽動的なことを言ったらしく、右手少し離れた所で多人数がワーッと喊声をあげる。
遊一 ……ムッ! いよいよ始まるぞっ!
遊二 ああに、見ろ、十二藩の連合軍が何だっ! 今にぶっくじいてくれら! 絞れば絞るほど出るだなんて俺達百姓のこと、油カスみてえに人間扱いにしなかった、士めら、今度こそ、眼に物ば見せてやっから、待って居れっ!(と昂奮して猛烈に大釜の中を掻回しはじめる)
遊一 (これも無意識に銃身掃除をひどい速力でやり始めながら)おい、そいでも足の辺がガタガタ顫えているぞっ! 汁ば、こぼすな!
遊二 お前だってよ! こりゃ武者顫いだっ!
遥か遠くの方でドーンと砲声。