Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
てんのう
天皇
蜷川 新
Leggi 天皇 (てんのう) di 蜷川 新 (にながわあらた) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.036 caratteri · 269 schermate
」と臣下に語っている。
京都の紺屋で、かねて長州藩に出入りしていた岡という男がいた。この男が、自分で錦旗をこしらえ、井上馨のもとにもってきた。そうして、この旗を出して、こちらが官軍だということにしなさいというのである。井上は大いによろこび、さっそく、これを軍門にかかげた。すると、このあいだ、亡くなった石渡荘太郎の父親の、石渡敏一の親類で、神保修理という男が、「錦旗が出でたり。」とふれまわり、全軍が騒ぎになった。そこで、天皇には背けないというので、徳川方は淀まで引きさがってしまったのである。敗けたのでもなんでもない。しかし、結果において、勝敗は決してしまったのである。この偽造錦旗の事実は、私が、長州閥の田中義一から、偶然、聞いたものである。その紺屋の息子は、のちに陸軍大臣になった岡市之丞で、世間からは長州人と見られていた人である。神保は、江戸に帰ったのち、その責任をせめられ、切腹している。
不決断な慶喜は、江戸に帰ることになり、海上に出ると、岩倉は、「慶喜反す。」という触れを全国に出した。それで、日和見の全国の大名どもは、朝廷側についてしまったのであった。