Classici giapponesi con furigana
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しょうせつ えんちょう
小説 圓朝
正岡 容
Leggi 小説 圓朝 (しょうせつ えんちょう) di 正岡 容 (まさおかいるる) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 163.270 caratteri · 325 schermate
希くは何とかして私、「文七元結」の圓朝以前のものが知りたい。我が圓朝の、原作のどこへどう細工を施したか、それを知ることによっていっそう圓朝という人の特別の技量の、いよいよ私たちの前に明らかにされるだろうから。
「真景累ヶ淵」
安政六年圓朝二十一歳の作品。しかも素噺転向後の第一声としても絶対高評だったとあれば、一番圓朝にとってもおもいで深き作品だったろうとおもう。事実、宗悦殺しにはじまって甚蔵殺しまで、ことごとくこれ息をも吐かせぬおもしろさである。芸術的な匂いもまた、かなりに高い。但し、その後の花車という角力のでてくる辺りからは全くの筋のための筋で、およそつまらない。なぜそのようにつまらなくなってしまったのか、ということについては最後において述べよう。
まず毎度ながら圓朝の教養は、このまくらにおいては断見の論という一種の唯物論を見事に覆えした釈迦の話から神経病の存在、ひいては幽霊の存在肯定説を簡単に披瀝している。前掲綺堂先生の随筆にも見らるる通り何しろ世を挙げての欧化時代、その真っ只中で怪談噺で一世に覇を唱えた彼圓朝である。まくらにおいてこのくらいの用意あったは当然のことだろう。