Classici giapponesi con furigana
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こさかいふぼくしゅうはしがき
少年科学探偵
小酒井 不木
Leggi 少年科学探偵 (こさかいふぼくしゅうはしがき) di 小酒井 不木 (こざかいふぼく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 152.885 caratteri · 308 schermate
富三が逮捕された翌日、小田刑事は俊夫君に礼に来られました。
「はじめて、僕が頭蓋骨に帽子をかぶせたとき、帽子が小さすぎるのに不審を抱いたのです」
と、俊夫君は語りました。
「肉がくさり落ちて骨ばかりになれば、帽子がすこすこになるのが当たり前です。それから、死骸と衣服を見ると、泥のついていない部分が、左側にあるので、衣服が左前に着せてあったことが分かります。衣服を左前に着ているということは、子供の手で着せたと考えてしかるべきですから、これは富三が栄吉を殺して、自分が殺されたように見せかけたに違いないと僕は思ったのです。
そこで、富三がもし生きていれば、どうせ悪い仲間に入っているに違いないから、誘きだせるだろうと思って、新聞に大袈裟に書いてもらったところ、果たして頭蓋骨を盗みにきました。
富三が生きていると分かった以上、どうしても捕らえねばならんと思ったので、僕は富三の写真を見て、あの首を作ったのです。それから、本物の頭蓋骨に肉をつけてみると、富三とは違った顔でしたが、栄吉かどうかは僕にも分からんので、栄吉の母に来てもらったのです……」
かくて、この難事件は俊夫君によって解決され、富三の継母おふささんはもちろん放免されました。