Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

其の物凄(ものすご)さ、両眼烱々(けい/\)として身を射らるゝの思い、普通(なみ)の婦人なら飛掛って突くのでございましょうが、流石(さすが)文治の女房、胆力も据(すわ)って居りますから、じっと堪(こら)えて此方(こなた)も熊を見詰めて居りまする。熊はだん/\近づいて、今度はお町の顔となく手となく嗅ぎ始めました。お町はいよ/\気味が悪くなって突こうかと思いましたが、この時は日の暮方(くれがた)で、穴の様子も確(しか)と分りませんから、じっと辛抱して、いよ/\となったら突いてくれようと身構えて居りまする其の恐ろしさは何(なん)に喩(たと)えようもございませぬ。暫くして熊は後(あと)へ退(さが)り、しず/\と児(こ)の側へ往(ゆ)きましたから、お町も少し心を落着けまして、人に物をいうような静かな声で、

町「これ、そちは私を何(なん)と思うぞ、くれ/″\も猟人(かりゅうど)ではない、また悪人でもないぞよ、山賊のために追掛けられ、過(あやま)って此の穴へ落ちたのじゃ、決して其方(そち)に手出しはせぬ、どうぞ私を助けてくれ、これ熊よ、私は此の通りの扮装(なり)で居(お)るぞよ、夜(よ)が明けたら