Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
文「はて変だな、此の通り草木の生い立って居(お)る処を見ると、余程暖かい島に相違ない、何処にか人里があるであろう」
と一番高い樹(き)に登って四辺(あたり)を見廻しましたが、眼に遮(さえぎ)るは草木ばかりで人家のあるべき様(よう)もござりませぬ。
文「さては愈々(いよ/\)話に聞いていた無人島か」
と力なく樹を降り、根(こん)尽きて其の儘其処(そこ)へ気絶いたしました。お話分れて、此方(こちら)は信州二居ヶ峰、中ノ峰の谷間(たにあい)の熊の穴に落ちましたお町が成行(なりゆき)でございます。前に申上げました通り、お町は隅の方に小さくなって居りますと、穴の外へ飛出した親熊が帰って、我子(わがこ)の寝て居ります側に蹲(うずく)まって居ります様子、お町は薄気味悪く、熊の正面に向いまして、人間に物いうように、
町「これお前、先刻(さっき)も申す通り私は決して悪人ではない、賊の為に災難に逢(お)うて逃げる機(はずみ)に此の穴へ落ちた者、其の時お前が追掛(おっか)けて出た彼(あ)の二人の者こそ泥坊じゃぞえ、私は仔細あって夫と共に此の山へ来かゝりしに、山賊共に欺(だま)されての此の災難、今頃夫は何処(いずこ)へまいられしか、定めし所々方々(しょ/\ほう/″\)とお尋ねであろう、どうぞ夫に逢う