Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
「早く島へこぎつけるんだ。今シー・タイガ号は、怪物におそわれている。この間にすこしも早くボートを島へこぎつけろ。さもないと、われわれまで、怪物の餌食になってしまうぞ」と、オールをにぎっている連中に急がせた。
なお伯爵が、このように落着いていたのは、やはりこれまでの探検で、ふつうの人たちよりは胆がすわっていたせいであろう。彼は、「恐竜だ」ということばをわざとさけ「怪物が現われた」と、すこしおだやかなことばづかいをした。それは他の人々が、恐竜がと聞いたときに、そろって腰をぬかしてしまってはたいへんと、気がついたからだ。
ボートは、島のたき火を目あてに、波をかきわけて矢のように走った。
実業家マルタン氏が舵手だったが、氏は非凡なうでをあらわして、波をうまくのり切った。
島はだんだん近くなったが、ぴかり、ぴかりと稲妻がきらめくたびに、一同は不安にかられ、神に祈り、誓いをたてた。
がりがりッと大きな音がして、ボートは下から突上げられた。と、いくらオールで海面をひっかいても、もう進まなくなった。
「いけねえ。リーフへのしあげちまった」
水夫のフランソアがさけんだ。