Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.903 caratteri · 400 schermate
「総人数は何程になったか」
「一万七百。小荷駄、大荷駄の者を加えれば、一万三千に達しましょう」
うなずいて、間を措いて。――やがて次に、
「物頭どもをこれへ」
と、いった。
槍隊、鉄砲隊、長柄隊など、およそ部将格以上の者が、それぞれの隊首を離れて、一令の下に、光秀の馬前に集まった。
光秀は駒を退げた。代って、一族の明智光忠が、四方田政孝や妻木主計の宿将を左右に引いて前へすすみ、
「これは京都の森於蘭殿から昨夜到来した書状であるが、心得のため、物頭ども一同へ達しおく」
と、馬上で奉書をひらき、
「――右府様御諚ニハ、中国ヘノ陣用意出来候エバ、家中ノ士馬、旌旗ノ有様、御覧成サレ度キ御旨ニ候間、早々、人数召連レラレ罷リ上リ候エ。……と、かようにある」
と、読み聞かせた後、
「依って、道は篠野から大枝山、老坂へ出る。武者立ちは、酉の上刻(午後五時)。はや、間もないによって、兵糧をつかい、馬にも飼い、また休息もとって、ぬかりなく時刻に備えおくように」
と、重ねて云い渡した。
一万三千の人数が兵糧をつかう一しきりの野面の景は、壮観でもあり、和やかでもあった。
そのあいだに、使番が、