Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.669 caratteri · 24 schermate

Aozora Bunko

八月二十二日

頭ばっかりがっくりと重そうに枕にのっていて。それも随分気味わるかった。

農学校の講習で二十何人か泊って満員、朝鮮人がこんな部屋ではいやだ暑いと云ってあばれるからとなりに来させてくれといって、水やの方にいるチビが泣声で十一時頃来る。ことわる。おかみの古い方が又けさ、となりの部屋を使う云々、面倒くさいから六時頃夕飯をすまして三軒屋へ行ってしまうことにする。Mさん 3.40 に立つまで、先生お一人じゃ仕様がありませんわ、と荷作りをしてくれる。やせてテキパキ力がある。熊谷に十九の妹と暮している由。五人組の十九位の強盗に入られて、タンス一つ皆からにされた由。その家に今は雨戸もしめずにいるとはびっくり。

五時半ごろ俥が来て立つ。ばァさん水瓜のえらデカイのをおみやげだと云ってくれた。

八日――二十一日七千二百円

米 九升二合

八月二十二日(金)

この間からガタガタ宿でひとりで寐心地わるかった、こっち(諏訪さんのはなれ)は実に雰囲気が柔かいのでびっくりする。あすこの空気はひどかった。(小松)何という因業なかたさだったろう。

縁側で東の海からの風に吹かれていると松林のところを「お客様です」