Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.669 caratteri · 24 schermate
二十日
二十一日
肩書が一定の先入観を与えるから。
「ユリ、余り有天頂になっちゃだめだよ」
「あら、有頂天よ、私がなるのは」
二十日(水)
午前十一時すぎの汽車で『婦人の世紀』のMさん来。ひる飯後ひとやすみして「人間の結婚」の口述をはじめる。休み休みやって十四五枚。泊る。
はじめて午後仕事をしたために神経緊張がひどくて眠れず。はじめてはっきり全く生理的な神経の緊張というものを感じた。夜中の三時すぎ、臭剥をといてすこし分量多くのんで、じき眠った。さめたとき余り楽になっていたので全く生理的な緊張というものがわかったわけ也。だからこの間うち、mがぐっすり眠るとき自分だけ目がさえたのは一つの徴候だった。それを知らなかった。第一へばってからだって今になおる、今になおるとだけ考えて林町のあのひどいのべ哩数を上ったり下ったりしていたのだから。
二十一日(木)
午前中に案外馬力が出て三十四枚書けた。十二時すこし前に終り。
Mさんという人は我のつよい人らしい。そして通俗的フラーテーションのつよい。――口述していて快適でなし、箸をもつのに小指や薬指を曲げ、鉛筆をもつのにさえそうしている。
やせて平べったくて、臥ているシルエット、年とった女のよう。