Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 11.669 caratteri · 24 schermate
十八日
わたしはのこる。西瓜を買ってひやさした(百五十円)
一時すぎに俥が来て出かけ、一時間もしてかえって来るといったのに、気がついて時計をみたら四時半になっている。突然心配がおこった。つづいて、それをうちけす心がおこった。
午後四時半、裏の畑へ水をやっている。
「もうやったか」男の声「やったア」「唐辛子にもやったか」「やったア」「早いじゃないか、まだ時間が早いんだから、どっさりやりなよ」「やったよう、どれにも半分ずつやったよゥ」
m、五時近く二人でかえって来る。
「どうでした? いいきもち」「ああいいきもちだ」
体がのびのび自由になったように腕をのばしたりする。じき風呂に入る。水野さんの頭を洗うのに手つだってやる。私はmに。「僕が手つだってやろう」
水野さん泊る。下の部屋。ひる間からの訓戒はちっとも効力を発しなかった。心臓がかなり痛くなった。黙っている。でもおどろいた。
十八日(月)
きのうあたりから大変あつさがしのぎよくなり、秋めいた。風が海の方から来るようになった。濤の音がそのためにはっきりきこえる。
ここは半島で直接海からと、山越しの海からの風で、千葉県の中でも気候は特別らしい。