Classici giapponesi con furigana
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Leggi 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) di 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 158.045 caratteri · 322 schermate
研究というときこえがいいが、覗いてきたままを台所でやるのだ。譬ば、丸橋忠弥の堀ばたとか、立廻りの見得とか、せまい台所でほんものの雨傘をひろげるのだから、じきに破いてしまうが、一方ならない高島屋びいきは、小言どころではない。よくおぼえてきたよくおぼえてきたとほめる。ここの立廻りは、いくつ踏んで、トントントンとこうきまると、棒をふりまわして棚のものを破しても叱らない。わからないところがあると、おもよどんにくっついていって楽屋から見学だ。いつまでたってもコツののみこめない下廻りを見ると、おとなって、なんて物覚えが悪いんだろうなんて生意気にも思う。
左団次の、新富町の家の稲荷祭りなんていうと、おしょさんは夢中だ。それでもきまりが悪いので、むこうにゆくと子供衆たちが大悦びで――なんていっている。
現在の左団次はアンポンタンとおなじくらいだから初舞台から知ってるわけだ。新富座の『和田合戦』の佐々木小次郎だったか、まんまるく大福餅のようなのを覚えている。その後明治座時代の、少年期の彼はへたくそ――だが、一体に少年期に大成するものは、早くのびが縮まるようだ(私は彦三郎や、寿三郎を、後に異なる味をだす役者だといって、みんなに、まだですか、だいぶゆっくりだが、まだ見どころありですかなんて笑われるが、私はまだだと言っている