Classici giapponesi con furigana
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ほしじょろう
星女郎
泉 鏡花
Leggi 星女郎 (ほしじょろう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 52.344 caratteri · 104 schermate
――ただ夢中になって反っちまって、白い胸を開けて見ると、肉へ響いて、団が動いたと言います。
三度五度は訳も解らず、宿のものが回生剤だ、水だ、で介抱して、それでまた開きも着いたが、日一日数は重なる。段々開きが遅くなって、激い時は、半時も夢中で居る。夢中で居ながら、あれ、誰が来て怨む、彼が来て責める、咽喉を緊める、指を折る、足を捻る、苦しい、と七転八倒。
情人が押懸けるんです。自分で口走るので、さては、と皆頷いた。
浅ましいの何のじゃない。が、女中を二人連れて看病に駆着けて来た母親は、娘が不行為とは考えない。男に膚を許さないのを、恋するものが怨むためだ、と思ったそうです。
とても宿じゃ、手が届かんで、県の病院へ入れる事になると、医者達は皆頭を捻った。病体少しも分らず、でただまあ応急手当に、例の仰反った時は、薬を嗅がせて正気づかせる外はないのです。
ざっと一月半入院したが、病勢は日に日に募る。しかも力が強くなって、伸しかかって胸を圧える看護婦に助手なんぞ、一所に両方へ投飛ばす、まるで狂人。
そうかと思うと、食べるものも尋常だし、気さえ注けば、間違った口一つ利かない。