Classici giapponesi con furigana
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しゅんでい
春泥・三の酉
久保田 万太郎
Leggi 春泥・三の酉 (しゅんでい) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 86.075 caratteri · 173 schermate
「お世辞じゃァござんせん、実際みなさん、しっかりした方ばかりです。」
「新しい芝居だの、剣劇だの……剣劇なんざァはじめッから問題にはなりませんが、『芸』ってことのうえで、この四人の足もとへでもよッつける役者が何人あります? それだけの修行をしているものが何人ござんす? ――旧派さんのなかにだってほんとに肩を並べることの出来る人たちは十人とはいないだろうとあたくしは思います。」
「そ、それァもう……」こと/″\く「うたむら」の主人は同感のように「ことに若宮さん。――若いけれど、あの方。――あれだけの女形さんは旧派にだって……いゝえ、いまの旧派の女形の中にはとてもあんな方はおりません。」
「そういって下さいますか?」
「それは、あなた、わたくしは大の若宮さん贔負。――顔のあの通りいゝ上、品があって、色気があって、何ともいえないしッとりした味があって、することからいったって女優なんぞ……いまいる女優なんぞそれこそ足もとへもよれません。――女形の天才。――あゝいう方のいる間はまだ/\女形は……女形はどうだなんてことに、いゝえ、なりっこございません。」
「それが――それが、その……」