Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

Leggi 次郎物語 (じろうものがたり) di 下村 湖人 (しもむらこじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 178.724 caratteri · 355 schermate

Aozora Bunko

「とにかく、正々堂々と恥かしくない方法でやりたいものだね。」

「そうだ、最初校長に願ってみて、いいかげんな返事しか得られなかったら、直接県庁にぶっつかるんだね。」

「校長はどうせ相手にならんよ。まるで配属将校の部下みたようなものじゃないか。」

そう言ったのは、梅本だった、すると馬田が、

「花山校長の鼻をあかすいい機会だよ。いよいよストライキになったとき、あのちょっぴりした青い鼻がどんなかっこうになるか、それを眺めるのも、はなはだ興味があるね。」

と、さかんに「はな」を連発して、ひとりで得意になった。

「ふざけるのはよせ!」

新賀が今度はなぐりつけそうなけんまくでどなった。

「僕たちはストライキをやろうとしてるんではないだろう。」

と、次郎がすぐそのあとで、表面何気ないような、しかしどこかにおさえつけるような調子をこめて言った。

「ストライキをやらないで、いったい何をやるんだ。」

馬田は、さっきからのふざけた様子とはうって変り、まるで喧嘩腰になって次郎の方に向き直った。

「留任運動をやるさ。僕たちは僕たちの真情を訴えれば、それでいいんだ。」

次郎はおちついて答えた。