Classici giapponesi con furigana
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うたよみにあたうるしょ
歌よみに与ふる書
正岡 子規
Leggi 歌よみに与ふる書 (うたよみにあたうるしょ) di 正岡 子規 (まさおかしき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.419 caratteri · 35 schermate
唐制に摸して位階も定め服色も定め年号も定めおき唐ぶりたる冠衣を著け候とも日本人が組織したる政府は日本政府と可申候。英国の軍艦を買い独国の大砲を買いそれで戦に勝ちたりとも運用したる人にして日本人ならば日本の勝と可申候。しかし外国の物を用うるはいかにも残念なれば日本固有の物を用いんとの考ならばその志には賛成致候えども、とても日本の物ばかりでは物の用に立つまじく候。文学にても馬、梅、蝶、菊、文等の語をはじめ一切の漢語を除き候わばいかなるものが出来候べき。『源氏物語』『枕草子』以下漢語を用いたるものを排斥致し候わば日本文学はいくばくか残り候べき。それでも痩我慢に歌ばかりは日本固有の語にて作らんと決心したる人あらばそは御勝手次第ながら、それをもって他人を律するは無用のことに候。日本人が皆日本固有の語を用うるに至らば日本は成り立つまじく、日本文学者が皆日本固有の語を用いたらば日本文学は破滅可致候。
あるいは姑息にも馬、梅、蝶、菊、文等の語はいと古き代より用い来りたれば日本語と見做すべしなどいう人も可有之候えど、いと古き代の人はその頃新しく輸入したる語を用いたるものにてこの姑息論者が当時に生れ居らばそれをも排斥致し候いけん。