Classici giapponesi con furigana
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うたよみにあたうるしょ
歌よみに与ふる書
正岡 子規
Leggi 歌よみに与ふる書 (うたよみにあたうるしょ) di 正岡 子規 (まさおかしき) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.419 caratteri · 35 schermate
などと罵り申候。少し眼のある者は元勲がどれくらい無能力かということ大臣は廻り持にて新聞記者より大臣に上りし実例あることくらいは承知致し説き聞かせ候えども、田舎の先生は一向無頓着にて不相変元勲崇拝なるも腹立たしき訳に候。あれほど民間にてやかましくいう政治の上なおしかりとすれば今まで隠居したる歌社会に老人崇拝の田舎者多きも怪むに足らねども、この老人崇拝の弊を改めねば歌は進歩不可致候。歌は平等無差別なり、歌の上に老少も貴賤も無之候。歌よまんとする少年あらば老人などにかまわず勝手に歌を詠むが善かるべくと御伝言可被下候。明治の漢詩壇が振いたるは老人そちのけにして青年の詩人が出たるゆえに候。俳句の観を改めたるも月並連に構わず思う通りを述べたる結果にほかならず候。
縁語を多く用うるは和歌の弊なり、縁語も場合によりては善けれど普通には縁語かけ合せなどあればそれがために歌の趣を損ずるものに候。よし言いおおせたりとてこの種の美は美の中の下等なるものと存候。むやみに縁語を入れたがる歌よみはむやみに地口駄洒落を並べたがる半可通と同じく御当人は大得意なれども側より見れば品の悪きこと夥しく候。