Classici giapponesi con furigana
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えどまえのつり
江戸前の釣り
三遊亭 金馬
Leggi 江戸前の釣り (えどまえのつり) di 三遊亭 金馬 (さんゆうていきんば) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 106.910 caratteri · 214 schermate
頭を持ってはなそうとしても、吸盤で板子に吸いついて、板子ごとあがってしまう。
三十七年に、鴨居でタコ壺を見たが、このころのはセメンでできていた。餌を入れておきタコがはいって餌を食うと、入口がしまる鼠取りのようになっている。その時分は、みな素焼きのカメで、俗にタコ壺というぐらい入口が小さい。綱がついていて、引きあげてもカメのまわりに足で吸いついてなかなか出てこない。船頭は、こんなときには瓦か石のかけらでカメのまわりを静かにそろそろとこすると、タコがくすぐったいのかだんだん出てくる。
大ダコも楽しみだが、十二月、寒くなってからの横浜のイイダコ釣りもおもしろい。行き帰り、アンカを入れるくらい寒いのだが、イイダコが乗り始めると、アンカどころの沙汰ではない。
三尺鯨穂外通しの横浜竿、羽根板も一寸五分ぐらいに三、四匁のテンヤオモリにラッキョウをつけて、地底を引いていると乗る。手早くたぐってイイダコをはずすと、バケツへ力まかせにたたきつける。どんな釣り箱に入れておいても、少しのすき間からでも逃げ出して、船のコベリへはいあがって海へザブンと身投げをする。
二本竿でまに合わないくらい乗るときがある。