Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Leggi 渡良瀬川 (わたらせがわ) di 大鹿 卓 (おおしかたく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 280.528 caratteri · 557 schermate

Aozora Bunko

「この自家撞著の無駄をお省きになれば、経済は自然に財源が有り余って、しようのないようになってくる」

やや平静な調子に返ったものの、やがてまた、

「なおそれで金が足りなければ、今日の農商務省の如きは廃してしまうがよろしい。ちょっと乱暴狼藉の話のように聴えるけれども、従来の農商務省は五百万円という金を使って、これが国家の財政を紊乱する運動費になっているのである。国家の財政を紊乱する悪党の倶楽部になっているのである。われわれもかようなことをいうのは、実に情ない残念なことである……」

しばらくは、止むにやまれぬ憤恚が悪態となって口をでた。

「もはやお話し申し上げたくもできなくなって参りましたが……」

正造の顔は土気いろになっていた。それでも彼はテーブルにしがみ付くようにして、また憲法問題を論じだした。すると、片岡議長が胸を乗りださせて、

「質問の要領をお述べなさい」と注意した。

「私は全く倒れるようになっております。諸君が私の顔を御覧でもおわかりでござりましょう。とてもお話はできませぬが、何分まだ申し上げ残ったことがござりますから……あとは察して下さい……明年を気遣いまた明後年のことを気遣うのでございます。