Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate

Aozora Bunko

しかし、園井少年はどこにもいないのです。

明智探偵のいうように、ほんとうの犯人が、ほかにいるとすれば、そいつが、やみにまぎれて、園井少年をさらっていったのではないでしょうか。もしそうだとすると、こんどは人間がぬすまれたのです。「にじの宝冠」どころのさわぎではありません。宝物はとりかえしても、だいじな正一君がいなくなったのでは、園井さんにもうしわけがありません。

そこで、中村警部は、近くの警察から、おおぜいの警官をよび集めて、探照灯まで持ちだして、神社の森や、そのまわりを、長いあいださがさせました。しかし、なんのかいもなかったのです。園井少年は、ついに発見されなかったのです。

明智探偵と中村警部は、園井君のおとうさんをたずねて、「にじの宝冠」を返し、正一君のゆくえ不明を伝えました。

「じつに、もうしわけありません。ぼくがついていて、こんなことになり、おわびのことばもありません。少年探偵団に、てがらをさせようとしたのが、いけなかったのです。まったく、ぼくのせきにんです。しかし、このおわびには、きっと、ほんとうの犯人をつかまえて、正一君をとりもどしますから、そのことは、ご安心ください。