Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

はいいろのきょじん

灰色の巨人/魔法博士

江戸川 乱歩

Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate

Aozora Bunko

すぐに応接間へとおし、お茶やおかしを出して、ていちょうにもてなし、主人は、こんやのできごとを、くわしく話しました。

「さっき警察のかたも見えまして、私服の刑事さんを、三人ほど、たえず店にはりこませてくれることになりましたが、どうもそれだけでは安心ができません。灰色の巨人というやつは、じぶんで魔法つかいだといってるくらいですから、どんなふしぎな手を使うかもしれません。そこで支配人とも相談しまして、こういうことを考えましたのですが、どんなものでございましょうか。」

主人は、そこでことばをきって、名探偵の顔を見ました。明智は話のさきを、さそうようにうなずいてみせました。

「店には十万円をこす品が、百以上ございます。それだけでも、五千万円のねうちがあるのです。で、そういう高価な品だけを、ケースから出して、ひとつにまとめて、どこかへ、かくしてしまうのです。そしてケースには、にせものを入れておくのです。ダイヤモンドはガラスのにせもの、真珠は安ものの人造真珠に、入れかえておくのです。そして、それをわざとぬすませるという考えです。十万円以下の品は、そのままにしておきましても、たいしたそんがいではありません。