Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
その見物せきのまん中に、中学の制服制帽の少年が二十人、ずらっと二れつにならんで見物していました。まるで野球の応援団みたいです。いうまでもなく、これは、少年探偵団の少年たちでした。
中央の砂場のぶたいには、おそろしく大きな人間が、のそのそと歩いていました。ふつうのおとなの三倍もあるような巨人です。その巨人は、そでのない、つりがねのようなかたちの、灰色のマントをきていました。そのマントの長さが、四メートルほどもあるのです。
マントの上からのぞいている顔は、ふつうのおとなの顔ですが、からだが、そんなに大きいものですから、顔がばかに小さく見えます。その顔は、おしろいを、まっ白にぬって、ほおに赤いまるのかいてある、あの道化師の顔です。頭には赤と白の、だんだらぞめの、とんがり帽をかぶっています。
マントの長さが四メートルですから、その巨人のせいのたかさは、五メートル以上です。そんな大きな人間が、いるはずはありません。
「あれは、きっと三人なんだよ。ひとりの肩の上に、もうひとりがのって、その上に、またもうひとりのっているんだ。そして、マントで、かくしているんだよ。